2026年最新|NISA口座の選び方と主要証券会社を徹底比較
2026年6月現在、NISA(少額投資非課税制度)は2024年の制度刷新から2年が経過し、口座数は右肩上がりで増加しています。しかし「どの証券会社でNISA口座を開設すればよいか」と迷っている方はまだ多いのが現実です。NISA口座は1人につき1口座しか開設できないため(租税特別措置法第37条の14)、最初の選択が非常に重要です。本記事では、FP目線でNISA口座の選び方と主要証券会社の比較ポイントを詳しく解説します。
現行NISAの制度概要をおさらい

重要ポイント
重要ポイント
- 金融機関によって取扱商品・ファンド数が大きく異なる
- 手数料(売買手数料・信託報酬)の低さを必ず確認する
- ネット証券は商品数が多くコスト面で有利な場合が多い
- つみたて投資枠と成長投資枠の両方に対応しているか確認
- 使いやすいアプリ・サポート体制も選択基準に含める
手順・ステップ
長期積立か株式投資かなど自分の運用スタイルを先に決めておく
インデックスファンドやETFなど希望商品が揃っているか確認する
売買手数料ゼロ・信託報酬の低い金融機関を優先的に選ぶ
アプリの操作性・自動積立機能・サポート体制を実際に調べる
必要書類を準備しオンラインまたは郵送で申し込み手続きを完了する
NISA口座は1人1口座のみ開設可能
NISA口座は金融機関をまたいで複数持つことはできず、年単位での変更手続きが必要なため慎重に選ぶこと
[リンク未設定:SBI証券]
現行のNISAは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つで構成されています。年間投資上限はつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円、合計360万円です。生涯投資枠は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)となっており、非課税保有期間は無期限です。
通常、株式や投資信託で得た利益・分配金には約20.315%の税金がかかりますが、NISA口座内での運用益は全額非課税となります。長期投資において複利効果を最大化するうえで、この税制優遇は非常に大きなメリットです。
NISA口座を選ぶ際の5つのチェックポイント
① 取扱投資信託の本数・ラインナップ
つみたて投資枠で購入できる投資信託は、金融庁が定めた基準(低コスト・長期運用に適した商品)を満たしたものに限られます。しかし、同じ「金融庁基準適合商品」でも、証券会社によって取扱本数に差があります。主要ネット証券では200本以上を取り扱っているケースが多く、大手銀行系では数十本程度にとどまる場合もあります。分散投資の選択肢を広げたいなら、取扱本数の多いネット証券が有利です。
② 売買手数料・信託報酬の水準
NISA口座内での国内株式売買手数料は、主要ネット証券ではすでに無料化が定着しています。一方で投資信託の信託報酬(年率コスト)は商品ごとに異なります。長期投資では信託報酬の差が最終的なリターンに大きく影響するため、同じインデックスファンドでもより低コストな商品を取り扱う証券会社を選ぶことが重要です。
③ ポイント還元・付帯サービス
2026年現在、主要ネット証券では投資信託の保有残高や積立設定に応じてポイントが付与されるサービスが競争的に展開されています。楽天証券なら楽天ポイント、SBI証券ならVポイント・Pontaポイントなど、日常生活で使いやすいポイント経済圏と連動しているかどうかも選択基準の一つになります。
④ アプリ・操作性の使いやすさ
長期投資では定期的にポートフォリオを確認・見直しする習慣が重要です。スマートフォンアプリの使いやすさ、積立設定の変更のしやすさ、運用状況の可視化機能なども、継続的な資産運用を支える重要な要素です。実際に無料口座を開設して比較することも一つの方法です。
⑤ 銀行・カード連携の利便性
クレジットカード積立(いわゆる「クレカ積立」)は、積立投資でカードポイントを効率的に獲得できる仕組みとして定着しています。毎月の積立上限額や還元率は各社で異なりますので、メインで使っているカードや銀行口座との連携しやすさも確認しましょう。
主要証券会社のNISA口座を比較
楽天証券
楽天経済圏のユーザーに特に強みを持つネット証券です。楽天カードや楽天キャッシュを使った積立でポイントが付与され、獲得ポイントを再投資に使うことも可能です。つみたて投資枠の取扱本数も業界水準を満たしており、楽天銀行との連携で普通預金金利が優遇される点も見逃せません。
[リンク未設定:楽天カード]
SBI証券
業界最大手のネット証券で、投資信託のラインナップ・取扱本数は業界トップ水準です。三井住友カードを使ったクレカ積立ではVポイントやOliveポイントが貯まります。また、外国株・ETFの取扱いも豊富で、成長投資枠での個別株投資を視野に入れているユーザーにも向いています。
マネックス証券
マネックスカードによるクレカ積立の還元率が高い点が特徴です。米国株や外国株への投資に強みを持ち、成長投資枠で海外個別株を積極的に活用したい方に適しています。投資情報ツールの充実度も高く評価されています。
auカブコム証券
au経済圏(auじぶん銀行、au PAY)との連携が強みです。Pontaポイントを活用した積立が可能で、au回線ユーザーにとってはポイント還元の面でメリットがあります。
銀行系・対面証券でのNISA口座は?
大手都市銀行や対面証券でもNISA口座を開設することができます。対面でのサポートが受けられる安心感はありますが、取扱商品数が少ない・コストが高い商品が中心になりやすいというデメリットがあります。特に販売手数料(購入時手数料)が発生する投資信託を主力商品としているケースもあるため、長期的なコスト面では注意が必要です。
NISA口座は途中で変更できる?
NISA口座の金融機関は年1回、変更が可能です(租税特別措置法施行令第25条の13の8)。ただし、変更手続きは毎年10月1日から翌年9月30日の間に行う必要があり、当年中にすでにNISA口座で買付けを行っている場合は翌年からの変更となります。口座変更後も、旧口座で保有している商品はそのまま保有し続けられますが、売却後の再投資は新しい口座で行うことになります。
まとめ:最初の口座選びが長期投資の土台になる
NISA口座は「どこでも同じ」ではありません。取扱商品のラインナップ、コスト、ポイント還元、連携サービスなど、自分の投資スタイルや生活圏のポイント経済圏に合った証券会社を選ぶことが、長期的な資産形成の効率を高めます。2026年6月現在、各社ともキャンペーンを実施していることが多いため、公式サイトで最新情報を確認のうえ、慎重に選択してください。焦らず比較検討し、自分に最適な口座で非課税メリットを最大限に活用しましょう。
