信用取引を始めるなら、金利・手数料の差が長期的な損益に直結します。2026年8月現在、ネット証券各社は競争が激しく、同じ取引でもコストに大きな開きがあります。この記事では主要ネット証券の信用取引コストを数字で比較し、どの証券会社が有利かを分析します。
信用取引のコスト構造を理解する
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この点は「単元未満株の手数料を比較2026 少額取引のコストを徹底解説」で詳しく取り上げています。
サービス比較表
| サービス名 | 信用金利 | 取引手数料 | 対応口座 | 利用料金 | 取扱銘柄数 |
|---|---|---|---|---|---|
| TOSSY | 年2.5%〜 | 業界最安水準 | 一般・制度信用 | 口座開設無料 | 国内全銘柄対応 |
| Oh!Ya | 年2.8%〜 | 0円〜 | 一般・制度信用 | 口座開設無料 | 東証全銘柄対応 |
| DMM株 | 年2.5%〜 | 0円(無料) | 一般・制度信用 | 口座開設無料 | 国内全銘柄対応 |
各サービスへの申込み
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信用取引には大きく分けて2つのコストがかかります。
- 売買手数料:株を売買するたびに発生。現物取引と同じか、別建てで設定されることが多い
- 信用金利・貸株料:買い建ての場合は「信用金利」(年率)、売り建ての場合は「貸株料」(年率)が日割りで発生する
たとえば100万円分の株を買い建てで30日保有した場合、年利2.8%なら金利コストは次の通りです。
計算例:100万円 × 2.8% ÷ 365日 × 30日 = 約2,301円
一見少額に見えますが、年率が高い証券会社を使い続けると、1年間では累積コストが大きく膨らみます。
ネット証券別の信用取引金利比較(2026年8月現在)
主要ネット証券の制度信用・一般信用の金利・貸株料を比較します。
| 証券会社 | 制度信用金利(買い) | 一般信用金利(買い) | 貸株料(売り) |
|---|---|---|---|
| DMM株 | 年2.00% | 年3.50% | 年1.10% |
| 松井証券 | 年2.10% | 年3.90% | 年1.15% |
| SBI証券 | 年2.80% | 年3.10% | 年1.10% |
| 楽天証券 | 年2.80% | 年3.90% | 年1.10% |
| マネックス証券 | 年2.80% | 年3.47% | 年1.10% |
※各社公式サイトをもとに編集部調査(2026年8月現在)。変更される場合があります。
制度信用の買い方金利ではDMM株が年2.00%と低水準です。一般信用でもSBI証券の年3.10%が比較的低く抑えられています。
売買手数料の差が損益を左右する
信用取引の売買手数料も証券会社によって異なります。主な方式は「1約定あたり」と「定額制」の2種類です。
- DMM株:信用取引の売買手数料を国内株は一律0円(無料)とする施策を継続
- 松井証券:1日の約定金額合計が50万円以下なら手数料0円(信用取引専用プランあり)
- SBI証券:アクティブプランでは1日100万円まで手数料0円
- 楽天証券:いちにち定額コースで1日100万円まで手数料0円
頻繁に売買するデイトレーダーには手数料0円のプランが効果的です。一方、数日〜数週間の中期保有なら金利水準が重要になります。
30日・90日保有した場合のコストシミュレーション
100万円を制度信用で買い建てし、売買手数料0円のプランを使った場合のコスト比較です。
30日保有の場合(金利のみ)
- DMM株(年2.00%):100万円 × 2.00% ÷ 365 × 30 = 約1,644円
- SBI証券(年2.80%):100万円 × 2.80% ÷ 365 × 30 = 約2,301円
- 差額:約657円
90日保有の場合(金利のみ)
- DMM株(年2.00%):100万円 × 2.00% ÷ 365 × 90 = 約4,932円
- SBI証券(年2.80%):100万円 × 2.80% ÷ 365 × 90 = 約6,904円
- 差額:約1,972円
金額が大きくなるほど・保有期間が長くなるほど、金利差のインパクトは増大します。500万円を90日保有すれば差額は約1万円近くに達する計算です。
信用取引コストを抑えるポイント
コストを最小化するには、取引スタイルに応じた証券会社選びが重要です。
- 短期(デイトレ中心):売買手数料の安さを最優先。手数料0円プランのある証券会社が有利
- 中期(数日〜数週間):金利の低さが決め手。DMM株や松井証券の制度信用が候補
- 逆日歩リスクを避けたい:一般信用売りを使うと逆日歩が発生しないが、貸株料が割高になるため金利水準の確認が必要
- ポイント活用も考慮:楽天証券なら楽天ポイントを使って取引コストの一部を補填できる
信用取引の金利・手数料は証券会社が随時改定するため、口座開設前に公式サイトで最新情報を確認してください。
「ネット証券のはじめ方2026年版:口座開設から取引までの全手順」もあわせて参考にしてください。
まずはDMM株で信用取引コストを下げる
2026年8月時点で制度信用の買い方金利が年2.00%と低水準を維持しているDMM株は、中期保有の信用取引コストを抑えたい投資家に向いています。売買手数料も国内株で実質0円プランを提供しており、総合的なコスト競争力が高い水準にあります。
口座開設は無料で、スマホアプリからの信用取引も対応しています。信用取引を活用した資産運用を検討している方は、DMM株を比較対象の筆頭に入れることをおすすめします。
なお、信用取引は損失が投資元本を超えることがあるリスクの高い取引です。仕組みを十分理解したうえで、余裕資金の範囲内で活用しましょう。
